保健学講座 4
B5判/224頁/定価3,300円(本体3,000円+税10%)
ISBN:978-4-8392-2191-1
第1版/2022年 01月
編集
尾島 俊之 浜松医科大学教授
村山 洋史 東京都健康長寿医療センター研究所研究副部長
編集協力
伊藤 ゆり 大阪医科薬科大学研究支援センター准教授
菊池 宏幸 東京医科大学講師
• 敬遠されがちな「疫学」「保健統計」について、各章をストーリー仕立てにしてわかりやすく解説。江木楽(えきがく)町という架空の町を舞台に、保健師1年目として勤務するアユミとススムの2人が、業務で遭遇しがちな問題を通して、学んでいくという構成になっています。
• 具体的な課題と2人の疑問から、基本的な実践プロセスを記述しています。
菊池 宏幸 東京医科大学講師
尾島 俊之 浜松医科大学教授
原岡 智子 松本看護大学教授
片岡 葵 大阪医科薬科大学研究支援センター/東京医科大学
清原 康介 大妻女子大学准教授
堀 芽久美 静岡県立大学准教授
柿崎真沙子 名古屋市立大学特任講師
福井 敬祐 広島大学准教授
細川 陸也 京都大学大学院講師
伊藤 ゆり 大阪医科薬科大学研究支援センター准教授
村山 洋史 東京都健康長寿医療センター研究所研究副部長
町田 征己 東京医科大学講師/東京医科大学病院講師
第1章 地域診断の基本統計
1 地域の統計とその種類
2 人口静態統計と人口動態統計
3 疾病・障害の定義と分類
4 疫学の定義
第2章 地域診断の分析
1 割合と率
2 活用可能なデータベースの基本
3 質的データの活用
4 混合研究法
第3章 人口構成の違い
1 層化
2 年齢調整(標準化)
3 層化と年齢調整のまとめ
4 交絡と交絡因子
5 限定
第4章 出生と寿命
1 人口動態統計(出生など)
2 平均寿命と健康寿命
3 国際生活機能分類
第5章 疾病発生の要因
1 曝露と疾病発生
2 主な疾患の疫学
3 生活習慣の現状
4 そのほかの疾病
第6章 全国と地域の状況
1 基幹統計の基本
2 医療・福祉に関する統計データ
3 健康増進・生活習慣に関する統計データ
4 社会福祉・介護・高齢者福祉に関する統計データ
5 医療経済統計の基本と動向
6 そのほかの統計データ
7 疾病登録
第7章 実態調査
1 母集団と標本抽出
2 誤差と信頼性・妥当性
3 データの種類と分布
4 測定と尺度
第8章 実態調査の分析
1 代表値と散布度
2 適切な図表の作成と活用
3 情報処理の基礎
第9章 要因分析
1 調査方法(研究デザイン)
2 相対危険
3 関連の指標
4 交絡因子とその制御方法
第10章 偶然誤差の分析
1 主な確率分布
2 統計分析
第11章 政策のための分析
1 どの危険因子の影響度が一番大きいか
2 社会疫学
3 政策疫学
第12章 事業の評価
1 介入研究とは
2 介入研究のデザイン
3 精度の高い成果を得るために
4 因果関係
第13章 感染症
1 感染症の基礎知識
2 感染症のアウトブレイク発生時の疫学調査
3 感染症発生動向調査・食中毒統計調査
4 主な感染症の特徴と最近の動向
5 そのほかの感染症
第14章 スクリーニング・検診
1 スクリーニングの目的
2 スクリーニングの要件
3 検診のマネジメント(質保証・精度管理)
4 公平な検診実施(受診率向上に向けて)
第15章 研究への発展
1 研究とは
2 研究の進め方
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