看護学入門 2

栄養 薬理 第7版

B5判/372頁/定価2,750円(本体2,500円+税10%)

ISBN:978-4-8392-2274-1

第7版/2021年 11月

 

編集

●栄養

勝川 史憲 慶應義塾大学スポーツ医学研究センター教授

●薬理

 木村 直史 東京都立大学客員教授



[栄養] 栄養素や食事療法の基礎知識がしっかり身につきます

 「食事摂取基準」の改定に合わせて、最新情報をくまなく盛り込んでいます。また、栄養素の働きなど基礎的な知識から、臨床で必要な病院食の理解、食事と看護との関わりを学びます。また、治療としての「食事療法」や「特殊栄養法」について学ぶことができます。

 病態栄養などの“根拠”を学ぶことで、患者の抱えるそれぞれの疾患に応じた「食事療法」への理解を深めることができます。

[薬理] 35時間増に対応!「薬物療法と看護」、「薬物をめぐる医療安全」の章を新設

 「薬」について作用部位や作用機序、目的や効果、副作用を系統別に学ぶことで、患者の治療はもちろん、看護ケアのアセスメントへの理解を深めることができます。

 学生の苦手意識を払拭できるよう、作用機序は図で示し、薬物の分類・適用なども表で示しました。

 新たにワクチン,感覚器疾患の追加,救急時の薬剤一覧表を掲載しています。


執筆者(執筆順)

●栄養

勝川 史憲 慶應義塾大学スポーツ医学研究センター教授

色川木綿子 東京家政大学家政学部講師

和田 安代 国立保健医療科学院主任研究官

●薬理

木村 直史 東京都立大学客員教授

川村 将仁 東京慈恵会医科大学薬理学講座講師

佐竹 澄子 東京慈恵会医科大学医学部看護学科基礎看護学講師

青木 紀子 東京慈恵会医科大学医学部看護学科基礎看護学講師

高塚 綾子 東京慈恵会医科大学医学部看護学科基礎看護学

鈴木 佳代 東京慈恵会医科大学医学部看護学科基礎看護学

羽入千悦子 東京慈恵会医科大学医学部看護学科基礎看護学講師

遠山 寛子 武蔵野大学看護学部看護学科地域・在宅看護学准教授



目次

●栄養

序章 食生活と栄養の意義

 

第1章 食生活について

 Ⅰ 食生活の遍歴

 Ⅱ 健康づくりのための食事の指針

 Ⅲ 食生活と疾病予防

 

第2章 食事摂取基準

 

第3章 栄養素とその代謝

 Ⅰ たんぱく質

 Ⅱ 脂質

 Ⅲ 炭水化物(糖質と食物繊維)

 Ⅳ ビタミン

 Ⅴ 水とミネラル

 

第4章 病院食

 Ⅰ 病院食の種類

 Ⅱ 病院食の決め方

 Ⅲ 食事の形態

 Ⅳ 病院食と配膳

 Ⅴ 食事と看護

 Ⅵ 栄養管理プログラム

 Ⅶ 入院時食事療養制度

 

第5章 食事療法

 Ⅰ 腎臓疾患の食事療法

 Ⅱ 循環器疾患の食事療法

 Ⅲ 代謝疾患の食事療法

 Ⅳ 消化器疾患の食事療法

 Ⅴ 悪性腫瘍(がん)の食事療法

 Ⅵ 貧血の食事療法

 Ⅶ アレルギー性疾患の食事療法

 Ⅷ 高齢者疾患の栄養管理・食事療法

 Ⅸ 小児疾患の食事療法

 Ⅹ 妊婦・授乳婦の食事療法

 Ⅺ そのほかの疾患

 Ⅻ 手術と栄養

 ⅩⅢ 特殊食品

 

第6章 特殊栄養法

 Ⅰ 経腸栄養

 Ⅱ 静脈栄養

 Ⅲ 成分栄養剤

 

●薬理

【第1編】 薬理の基礎知識

第1章 薬に関する基礎知識

 Ⅰ 薬と身体

 Ⅱ 薬物の種類と名称

 Ⅲ 薬理作用

 Ⅳ 薬物体内動態

 Ⅴ 薬物の効果に影響を及ぼす因子

 Ⅵ 薬に関する法律

 Ⅶ 調剤と処方せん

 

第2章 医薬品の適正な使用に必要な知識

 Ⅰ 使用時に注意すべきこと

 Ⅱ 医療添付文書の読み方

 

第3章 神経系・筋に作用する薬物

 Ⅰ 神経系に関する基礎知識

 Ⅱ 筋弛緩薬

 Ⅲ 自律神経系作用薬

 Ⅳ 麻酔薬

 Ⅴ 鎮痛薬

 Ⅵ 精神・神経機能に作用する薬物

 Ⅶ 神経変性疾患などに用いられる薬物

 Ⅷ 片頭痛・慢性頭痛治療薬

 

第4章 代謝系・内分泌系に作用する薬物

 Ⅰ 糖尿病治療薬

 Ⅱ 脂質異常症に用いられる薬物

 Ⅲ 高尿酸血症の治療薬

 Ⅳ 骨・カルシウム代謝薬

 Ⅴ 甲状腺疾患治療薬

 Ⅵ 性ホルモン製剤

 Ⅶ そのほかの内分泌系薬物・代謝異常症に用いられる薬物

 

第5章 炎症・アレルギー・免疫に作用する薬物

 Ⅰ 副腎皮質ホルモン・オータコイドと炎症反応

 Ⅱ 副腎皮質ステロイド薬

 Ⅲ 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

 Ⅳ 抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬

 Ⅴ 免疫抑制薬

 Ⅵ ワクチン

 

第6章 循環器系に作用する薬物

 Ⅰ 降圧薬

 Ⅱ 狭心症治療薬

 Ⅲ 抗不整脈薬

 Ⅳ 心不全治療薬

 

第7章 血液・造血器官に作用する薬物

 Ⅰ 造血薬(抗貧血薬)

 Ⅱ 抗血栓薬

 Ⅲ 止血薬

 Ⅳ 輸液・栄養製剤,ビタミン・血液製剤

 

第8章 呼吸器系に作用する薬物

 Ⅰ 気管支喘息治療薬

 Ⅱ 気管支拡張薬

 Ⅲ 去痰薬・鎮咳薬

 Ⅳ 呼吸障害改善薬

 第9章 消化器系に作用する薬物

 Ⅰ 消化性潰瘍治療薬

 Ⅱ 消化管運動機能改善薬・制吐薬

 Ⅲ 腸疾患治療薬

 Ⅳ 下痢(瀉下薬)

 Ⅴ 肝・胆道・膵弛緩治療薬

 

10章 泌尿・生殖器系に作用する薬物

 Ⅰ 利尿薬

 Ⅱ そのほかの泌尿・生殖器作用薬

 Ⅲ 子宮収縮薬

 

第11章 抗感染症薬

 Ⅰ 感染症の基礎知識

 Ⅱ 抗感染症薬に関する基礎知識

 Ⅲ 抗菌薬

 Ⅳ 抗真菌薬

 Ⅴ 抗ウイルス薬

 Ⅵ 抗原虫薬・抗寄生虫薬(駆虫薬)

 

第12章 消毒薬

 Ⅰ 消毒薬の分類と対象微生物

 Ⅱ 消毒薬の用法

 

第13章 抗悪性腫瘍薬

 Ⅰ 悪性腫瘍と薬物療法

 Ⅱ 化学療法薬

 Ⅲ ホルモン療法薬

 Ⅳ 分子標的薬(分子標的治療薬)

 Ⅴ 免疫療法

 

第14章 漢方薬

 Ⅰ 漢方薬における証:虚実と寒熱

 Ⅱ 漢方薬使用上の注意

 Ⅲ 漢方薬の適応疾患

 

【第2編】 薬物療法と看護

第1章 安全な与薬に必要な知識

 Ⅰ 看護職員がとくに確認すべき情報

 Ⅱ 与薬時に注意すべき項目

 Ⅲ 適正な投与量の計算

 

第2章 脳神経疾患

 Ⅰ パーキンソン病

 Ⅱ 認知症

 Ⅲ てんかん

 Ⅳ 看護のポイント

 

第3章 代謝・内分泌疾患

 Ⅰ 糖尿病

 Ⅱ 甲状腺機能亢進症

 Ⅲ 看護のポイント

 

第4章 膠原病・感染症

 Ⅰ 全身性エリテマトーデス

 Ⅱ HIV感染症

 Ⅲ 看護のポイント

 

第5章 循環器疾患

 Ⅰ 狭心症

 Ⅱ 高血圧症

 Ⅲ 看護のポイント

 

第6章 血液・造血器疾患

 Ⅰ 貧血

 Ⅱ 看護のポイント

 

第7章 呼吸器疾患

 Ⅰ 慢性閉塞性肺疾患

 Ⅱ 気管支喘息

 Ⅲ 看護のポイント

 

第8章 消化器疾患

 Ⅰ 胃・十二指腸潰瘍

 Ⅱ 潰瘍性大腸炎

 Ⅲ 慢性肝炎

 Ⅳ 看護のポイント

 

第9章 腎・泌尿器疾患

 Ⅰ 慢性腎臓病

 Ⅱ 前立腺肥大症

 Ⅲ 看護のポイント

 

第10章 女性生殖器疾患

 Ⅰ 不妊症

 Ⅱ 更年期障害

 Ⅲ 看護のポイント

 

第11章 悪性腫瘍

 Ⅰ 病態

 Ⅱ 代表的な治療薬

 Ⅲ 看護のポイント

 

第12章 感覚器疾患

 Ⅰ 皮膚疾患(褥瘡)

 Ⅱ 眼科疾患(緑内障・白内障)

 Ⅲ 耳鼻咽喉科疾患

 Ⅳ 看護のポイント

 

 付章 事例でみる有害作用への対応

 資料 救急時に使用する薬剤

 

【第3編】 薬物をめぐる医療安全

第1章 薬物に関連する医療事故

第2章 病院内で起こりやすい事故と防止策

第3章 外来・在宅で起こりやすい事故と防止策



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