看護学入門 3

疾病の成り立ち 第4版

B5判/292頁/定価2,420円(本体2,200円+税10%)

ISBN:978-4-8392-2275-8

第4版/2021年 11月

 

編集

瀧本 雅文 昭和大学医学部臨床病理診断学講座特任教授

矢持 淑子 昭和大学医学部臨床病理診断学講座主任教授



各領域の基礎となる「疾病の成り立ち」を、豊富な写真・イラストで理解できます

 

 〈病理学総論〉では、“病気はなぜ発生するのか”“どのようなものなのか”というメカニズムを、器官別ではなく「炎症」や「がん」などの生体反応として横断的に全体を見渡すことで基礎的な知識が学べます。

 〈病理学総論〉第9章「感染と予防」では、微生物とはどういうものか、感染はどのような機序で発症するのか、また関連する法律、感染の予防、検査・診断、治療などを詳述しています。感染の予防では、基本的な考え方、院内感染防止策、滅菌と消毒、感染性廃棄物の扱い、予防接種についてまとめています。

 第10章「感染症の原因となる病原微生物」では、細菌、ウイルス、真菌、原虫、プリオンの各カテゴリーで病原微生物を詳述しています。

 〈病理学各論〉では各器官に生じる病変として引き起こされる「疾患」の変化の様子を細かく学べます。


執筆者(執筆順)

太田 秀一 昭和大学名誉教授

塩川  章 昭和大学横浜市北部病院臨床病理診断科客員教授

矢持 淑子 昭和大学医学部臨床病理診断学講座主任教授

瀧本 雅文 昭和大学医学部臨床病理診断学講座特任教授

福地 邦彦 昭和医療技術専門学校特任教授

塩沢 英輔 昭和大学医学部臨床病理診断学講座准教授

秋田 英貴 昭和大学医学部臨床病理診断学講座兼任講師



目次

●病理学総論

第1章 疾病の成り立ちを学ぶ

 Ⅰ 病理学の範囲

 Ⅱ 病理学総論と病理学各論

 

第2章 病気の種類とその要因

 Ⅰ 「病気」の考え方

 Ⅱ 病気の種類とその要因

 

第3章 先天異常

 Ⅰ 先天異常の定義・分類・発生機序

 Ⅱ 代表的疾患

 

第4章 退行性病変と進行性病変

 Ⅰ 退行性病変 

 Ⅱ 進行性病変

 

第5章 循環障害

 Ⅰ 循環とは

 Ⅱ 循環障害

 Ⅲ 局所循環障害①;基本的病態

 Ⅳ 局所循環障害②;特別な型

 Ⅴ 水および電解質代謝異常

 Ⅵ 全身的な循環障害

 Ⅶ 循環障害による代表的な疾患

 

第6章 炎症

 Ⅰ 炎症とは

 Ⅱ 炎症の分類

 

第7章 腫瘍

 Ⅰ 腫瘍とは

 Ⅱ 腫瘍の種類

 

第8章 免疫

 Ⅰ 免疫とは

 Ⅱ 免疫機構による病変

 

第9章 感染と予防

 Ⅰ 微生物の基礎

 Ⅱ 微生物と感染

 Ⅲ 感染症法・検疫法

 Ⅳ 感染予防

 Ⅴ 感染症の検査・診断

 Ⅵ 感染症の治療

 Ⅶ 感染症の診断に利用される免疫学的検査

 

第10章 感染症の原因となる病原微生物

 Ⅰ 細菌

 Ⅱ ウイルス

 Ⅲ 真菌

 Ⅳ 原虫

 Ⅴ プリオン

 

第11章 臨床病理検査

●病理学各論

第1章 呼吸器疾患

 Ⅰ 上気道の疾患

 Ⅱ 下気道(気管支,肺)の疾患

 Ⅲ 胸膜の疾患

 Ⅳ 縦隔の疾患

 

第2章 循環器疾患

 Ⅰ 虚血性心疾患

 Ⅱ 炎症

 Ⅲ 心筋症

 Ⅳ 血管の病変

 

第3章 消化器疾患

 Ⅰ 口腔疾患

 Ⅱ 唾液腺疾患

 Ⅲ 食道疾患

 Ⅳ 胃疾患

 Ⅴ 腸疾患

 Ⅵ 肝臓疾患

 Ⅶ 胆嚢・胆道疾患

 Ⅷ 膵臓疾患

 

第4章 血液・造血器疾患

 Ⅰ 貧血

 Ⅱ 白血病

 Ⅲ 悪性リンパ腫

 Ⅳ その他の血液・造血器疾患

 

第5章 内分泌・代謝疾患

 Ⅰ 下垂体疾患

 Ⅱ 甲状腺疾患

 Ⅲ 副甲状腺疾患

 Ⅳ 副腎疾患

 Ⅴ 膵島腫瘍

 Ⅵ 糖尿病

 Ⅶ その他の内分泌・代謝疾患

 

第6章 腎・泌尿器疾患

 Ⅰ 腎臓の疾患

 Ⅱ 尿路・男性生殖器疾患

 

第7章 脳・神経疾患

 Ⅰ 頭部外傷

 Ⅱ 脳浮腫と頭蓋内圧亢進症

 Ⅲ 脳血管障害

 Ⅳ 炎症性疾患

 Ⅴ 脱髄疾患

 Ⅵ 変性疾患

 Ⅶ 脳腫瘍

 

第8章 女性生殖器疾患・乳腺疾患

 Ⅰ 性器疾患

 Ⅱ 子宮疾患

 Ⅲ 卵巣疾患

 Ⅳ 乳腺疾患

 Ⅴ その他の女性生殖器疾患

 

第9章 運動器疾患

 Ⅰ 骨疾患

 Ⅱ 関節疾患

 Ⅲ 筋肉と軟部組織の疾患

 

第10章 感覚器疾患

 Ⅰ 皮膚疾患

 Ⅱ 眼疾患

 Ⅲ 耳疾患



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