新体系看護学全書 基礎看護学④

臨床看護総論 第3版

B5判/356頁/定価3,520円(本体3,200円+税10%)

ISBN:978-4-8392-3358-7

第3版/2019年 12月

 

 編集

宮脇美保子 慶應義塾大学名誉教授



 全体をとおして「臨床という場の理解」「患者(・家族)という対象者の理解」に焦点をあてています。

 序章~第2章では地域で健康に暮らしていた人(生活者)がそれまでの日常とはまったく異なる患者としての生活を送るということがその人とその家族にとってどのような経験なのかを理解し看護への活かしかたを学びます。

 第3章以降では健康障害や治療・処置の側面から臨床看護をみていきます。今回の改訂では地域における看護の視点を盛り込みました。


執筆者(執筆順)

宮脇美保子 慶應義塾大学名誉教授

八木 彌生 前佛教大学保健医療技術学部看護学科教授

上野 栄一 福井大学医学部看護学科教授

宮林 郁子 清泉女学院大学看護学部教授

桑田 惠子 前横浜創英大学看護学部教授

大釜 徳政 創価大学看護学部教授   他



目次

序 章 臨床看護とは

 Ⅰ よい看護をするために

 Ⅱ 臨床という場の特徴

 Ⅲ 臨床看護に臨む姿勢

 Ⅳ 臨床看護における看護師の役割

 

第1章 臨床看護における対象者の理解

 Ⅰ 人間を理解するための前提

 Ⅱ 人間を理解するための基礎知識

 Ⅲ 患者とは

 Ⅳ 患者と家族

 Ⅴ 患者と医療者

 

第2章 臨床看護の場

 Ⅰ 臨床の場とは

 Ⅱ 患者にとっての病院

 Ⅲ 患者にとっての在宅

 Ⅳ 患者にとっての地域

 

第3章 健康障害の経過からみた看護

 Ⅰ 健康障害のレベルとしての「経過」とは

 Ⅱ 急性期を経験している患者の看護

 Ⅲ 回復期を経験している患者の看護

 Ⅳ 慢性期を経験している患者の看護

 Ⅴ 人生の最終段階にある患者の看護

 Ⅵ リハビリテーションと看護

 Ⅶ 健康保持・増進への看護

第4章 生命維持/日常生活に影響を及ぼす障害と看護

 Ⅰ 生命維持/日常生活が障害されるとはどういうことか

 Ⅱ 呼吸が障害されるということ

 Ⅲ 循環機能が障害されるということ

 Ⅳ 栄養・排泄が障害されるということ

 Ⅴ 運動機能が障害されるということ

 Ⅵ 意識が障害されるということ

 Ⅶ 精神が障害されるということ

 Ⅷ 痛みを経験するということ

 

第5章 治療方法とそれを受ける患者の看護

 Ⅰ 医療における意思決定とインフォームドコンセント

 Ⅱ 安静療法と看護

 Ⅲ 食事療法と看護

 Ⅳ 薬物療法と看護

 Ⅴ 手術療法と看護

 Ⅵ 集中治療と看護

 Ⅶ 救急治療と看護

 Ⅷ 人工臓器装着/臓器移植を必要とする患者の看護

 Ⅸ がん薬物療法(化学療法)と看護

 Ⅹ 放射線療法と看護

 Ⅺ 精神療法を受けている患者の看護

 

第6章 医療機器使用の実際



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