新体系看護学全書 経過別成人看護学④
B5判/420頁/定価3,410円(本体3,100円+税10%)
ISBN:978-4-8392-3388-4
第2版/2021年 12月
編著
田村 恵子 京都大学大学院医学研究科教授,がん看護専門看護師
• 今回の改訂において、第1編第2章内の「終末期にある患者の理解」には「AYA世代の特徴」を加え、第2編第4章「終末期における退院支援」では「地域連携」の要素を加えました。また、事例で学ぶ終末期看護の実践では「慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者への看護」を追加しました。
• 特に学生がイメージしにくい「終末期の患者・家族」に関する記述を充実させるとともに、終末期の多様なあり方を学べるよう、がん・非がん疾患、療養の場の違い、在宅看取りなど様々な事例を取り入れました。
• 緩和ケアでは、がんに伴う症状だけでなく、非がん疾患の記述も充実させ、深く理解できる内容としました。
• 成人看護学の範囲にとどまらず、終末期の看護で重要となる老化に伴う症状や高齢者へのケアもこの1冊で学べます。
【第1編】
新見 明子 川崎医療短期大学看護学科教授
稲葉 一人 いなば法律事務所弁護士
坂井さゆり 新潟大学大学院保健学研究科教授
酒井 禎子 新潟県立看護大学准教授
長戸 和子 高知県立大学看護学部教授
梅田 恵 ファミリー・ホスピス株式会社執行役員,がん看護専門看護師
竹之内沙弥香 京都大学大学院医学研究科准教授
【第2編】
白井 由紀 京都大学大学院医学研究科准教授
柏谷 優子 辻仲病院柏の葉看護部看護師長,緩和ケア認定看護師
山田由起子 市立岸和田市民病院副看護局長,がん性疼痛看護認定看護師
新幡 智子 慶応義塾大学看護医療学部専任講師
久山 幸恵 静岡県立静岡がんセンター緩和ケアセンターGM看護師長,がん看護専門看護師
福田 紀子 慶應義塾大学看護医療学部准教授
山内 典子 東京女子医科大学附属八千代医療センター看護部,精神看護専門看護師
福地 智巴 静岡県立静岡がんセンター,認定社会福祉士 他
【第1編】 終末期看護概論
第1章 終末期の理解
Ⅰ 死の理解
Ⅱ 終末期と終末期医療の理解
第2章 終末期にある患者・家族の理解
Ⅰ 終末期にある患者の理解
Ⅱ 終末期にある患者の家族の理解
第3章 終末期医療と看護の理解
Ⅰ 終末期医療の歴史
Ⅱ 終末期医療に関連する制度
Ⅲ 終末期における医療の目的と場の特性
Ⅳ 終末期医療における看護の機能・役割
Ⅴ 終末期医療における多職種連携と看護の役割
第4章 終末期医療の抱える課題
Ⅰ 終末期医療における倫理的課題
Ⅱ 医療従事者のグリーフケア
【第2編】 終末期にある患者・家族への看護
第1章 終末期における患者・家族とのコミュニケーション
Ⅰ 患者・家族とのコミュニケーション
Ⅱ 患者の希望を支えるコミュニケーション
Ⅲ アドバンス・ケア・プランニング
第2章 終末期における日常生活の支援
Ⅰ 整容・清潔の援助
Ⅱ 口腔ケア
Ⅲ 移動・移乗の援助
Ⅳ 体位変換
Ⅴ 食事の援助
Ⅵ 排泄の援助
Ⅶ 睡眠の援助
Ⅷ 環境の調整
第3章 全人的(包括的)苦痛の緩和
Ⅰ 緩和ケアとは
Ⅱ 緩和ケアにおける看護の役割
Ⅲ 身体的ケア Ⅳ 精神的ケア
Ⅴ 社会的ケア Ⅵ スピリチュアルケア
Ⅶ 認知症の人への緩和ケア
Ⅷ 家族への緩和ケア
第4章 終末期における退院支援,地域連携
Ⅰ 終末期における退院支援・地域連携
Ⅱ 終末期の退院支援・退院調整における看護の実際
第5章 臨死期の看護
Ⅰ 臨死期の理解
Ⅱ 臨死期における看護の役割
Ⅲ 臨死期における症状マネジメントとケア
Ⅳ 臨終前後の看護
Ⅴ ビリーブメントケア
第6章 在宅における看取り
Ⅰ 在宅における看取りとは
Ⅱ 在宅での看取りにおける看護の役割
Ⅲ 在宅での看取りの実際
第7章 事例で学ぶ終末期看護の実践
Ⅰ 一般病棟における終末期がん患者への看護
Ⅱ 一般病棟における終末期慢性疾患患者への看護
Ⅲ 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者への看護
Ⅳ 一般病棟における終末期高齢者への看護
Ⅴ 病院から在宅へ移行する終末期がん患者への退院支援
Ⅵ 在宅で治療を受けているがん患者への看護
Ⅶ 在宅で療養中の慢性疾患の高齢者への看護
Ⅷ 臨死期のがん患者への看護(緩和ケア病棟での看取り)
Ⅸ 臨死期のがん患者への看護(在宅での看取り)
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