新体系看護学全書 疾病の成り立ちと回復の促進③

薬理学 第2版

B5判/298頁/定価2,530円(本体2,300円+税10%)

ISBN:978-4-8392-3205-4

第2版/2011年 12月

 

編集・執筆

植松 俊彦 岐阜大学名誉教授

滝口 祥令 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部教授 

丹波 雅之 岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科教授

 



 薬理学総論である第1編「薬理学の基礎知識」では、薬理学に必要な基礎知識がスムーズに理解できるよう、内容をコンパクトにまとめています。

 薬理学各論である第2編「薬物療法の実際」では、実践に役立つよう記述の充実を図るとともに、「救急時の薬物」と「漢方薬」の章を設け、より実践的な内容としています。また、学習のまとめの助けとなるよう、その章で登場した主な薬剤の名称や用量・禁忌などをまとめた“表”を掲載しています。

 「看護の視点」を各章に入れることで、薬物療法時のケアの注意点を明確にしています。

 難しい用語には詳細な説明を適宜加筆し、さらに脚注部分の充実を図っています。これにより、学生が本文をスムーズに読み進めやすくなっています。


目次

【第1編】薬理学の基礎知識

序 章 薬理学とは

 

第1章 薬に関する基礎知識

 

第2章 生体機能と薬

 Ⅰ 薬の体内運命と薬効

 Ⅱ 生体の調節機能と薬物

 Ⅲ 薬物の相互作用

 Ⅳ 小児・妊婦・授乳婦・高齢者の薬物療法

 

【第2編】薬物療法の実際

第1章 末梢神経系作用薬

 Ⅰ 自律神経系

 Ⅱ 筋弛緩薬

 Ⅲ 局所麻酔薬

 

第2章 中枢神経系作用薬

 Ⅰ 中枢神経系作用薬とは

 Ⅱ 全身麻酔薬

 Ⅲ 催眠薬

 Ⅳ 麻薬および類似薬

 Ⅴ 抗てんかん薬

 Ⅵ パーキンソン症候群治療薬

 Ⅶ 抗認知症薬,脳循環・代謝改善薬

 Ⅷ 向精神薬

 Ⅸ 中枢神経興奮薬

 Ⅹ 頭痛治療薬

 

第3章 心・血管系作用薬

 Ⅰ 循環障害と疾患

 Ⅱ 心・血管系作用薬とは

 Ⅲ 降圧薬

 Ⅳ 抗不整脈薬

 Ⅴ 抗狭心症薬

 Ⅵ 強心薬

 Ⅶ 利尿薬

 Ⅷ 末梢血管拡張薬

 

第4章 血液作用薬(血液製剤を含む)

 Ⅰ 造血薬

 Ⅱ 抗血栓薬

 Ⅲ 止血薬

 Ⅳ 血液製剤

 

第5章 呼吸器系作用薬

 Ⅰ 気管支拡張薬

 Ⅱ 気管支喘息治療薬

 Ⅲ 呼吸促進薬

 Ⅳ 鎮咳薬

 Ⅴ 去痰薬

 

第6章 消化器系作用薬

 Ⅰ 消化性潰瘍治療薬

 Ⅱ 健胃消化薬

 Ⅲ 胃腸機能調整薬

 Ⅳ 腸疾患に作用する薬

 Ⅴ 肝疾患・胆道疾患・膵臓疾患治療薬

 Ⅵ 制吐薬・催吐薬

第7章 内分泌・代謝系作用薬

 Ⅰ 女性ホルモン剤

 Ⅱ 男性ホルモン剤

 Ⅲ その他のホルモン剤

 Ⅳ 甲状腺疾患治療薬

 Ⅴ 骨・カルシウム代謝薬

 Ⅵ 糖尿病治療薬

 Ⅶ 脂質異常症治療薬

 Ⅷ 痛風・高尿酸血症治療薬

 

第8章 抗感染症薬

 Ⅰ 感染症・化学療法の基礎知識

 Ⅱ 抗菌化学療法の実際

 Ⅲ 抗真菌薬

 Ⅳ 抗ウイルス薬

 Ⅴ 抗寄生虫薬

 Ⅵ 予防接種用薬

 

第9章 抗腫瘍薬(抗がん剤)

 Ⅰ 腫瘍と抗腫瘍薬

 Ⅱ 主な抗腫瘍薬

 

第10章 抗炎症薬・解熱鎮痛薬

  A 炎症

  B 抗炎症薬と解熱鎮痛薬

  C 炎症反応と抗炎症薬の作用機序

  D 副腎皮質ステロイド(ステロイド性抗炎症薬)

  E 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

  F 解熱鎮痛薬

  G 消炎酵素薬

  H アラキドン酸代謝を修飾する薬物

 

第11章 抗アレルギー薬・免疫抑制剤

 Ⅰ 免疫と免疫抑制剤,抗アレルギー薬

 Ⅱ 抗リウマチ薬

 

第12章 救急時の薬物

 Ⅰ 救急蘇生時使用の薬物

 Ⅱ 症状急変時(容態急変時)使用の薬物

 

第13章 漢方薬

 Ⅰ 漢方薬と西洋薬の違い

 Ⅱ EBM に基づく漢方医療

 Ⅲ 漢方薬の臨床

 

第14章 その他の薬剤

 Ⅰ ビタミン製剤

 Ⅱ 輸液・栄養製剤

 Ⅲ 皮膚疾患治療薬

 Ⅳ 点眼薬

 Ⅴ 放射性診断薬

 Ⅵ 毒物と解毒薬

 Ⅶ 消毒薬



 

 

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